防災イベントで活躍するテントとは?
地震、台風、大雨、土砂災害、森林火災、いつ何が起きてもおかしくない時代に、万が一の備えは万全でしょうか?
テレビやインターネットから防災に関しての情報は得るものの、なかなか実感がわかないものです。「防災イベント」(防災訓練)で体験する事によって、災害に対しての危機感や、備えの大切さが身近になり、万が一の時に自分や家族を守るために役立ちます。
9月1日は 防災の日
「防災の日」とは、防災に関する心構えをするための日です。
1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで、1960年の閣議了解により「9月1日」が防災の日として制定されました。
防災の日は、普段忘れがちである防災意識を考えるきっかけとなる日であり、各地で防災関連のイベントが開催されています。
学校や企業のほか、地域イベントとして、防災の日に催し物が開催されることも多くあります。地域イベントでは、消防団の消火訓練を見学できたり、消防団と子供達のふれあいの場を設けたりと、地域ごとにさまざまな取り組みを行っていて、子どもからお年寄りまで気軽に参加することが出来ます。
防災イベントでのテントとは?
イベントの内容は、防災訓練や防災に関する体験などで、「災害の怖さを改めて認識すること」「防災のためにできることを理解する」などが目的とされています。
防災イベントは、広い公園や学校のグランドなど屋外で行われる事が多く、それぞれのテントでは体験コーナーがあります。
テントで行われる 体験コーナー
●応急救護体験テント ●防災トイレテント 組み立て訓練 ●炊き出しテント など |
●応急救護体験テント
応急救護体験テントでは、心肺蘇生法を教えてもらえます。
心臓マッサージ、人工呼吸の指導は、いざという時のために大変役に立ちます。
●防災トイレテント 組み立て訓練
災害時は、水が止まりトイレが使えなくなる場合もあります。生活をする上で、トイレが使えないのは非常に困ります。
そのような時に役立つのが「防災トイレ」テントです。このコーナーでは、防災トイレを組み立てや使い方を教えてもらえます。
<おすすめの簡易トイレ>
※中に入れるトイレは付属しません。
「簡易トイレ テント」の良い点 ●ワンタッチ式フレームテントで、広げるだけで設置が簡単。 ●手軽に持ち運べる専用バッグ付き。 ●表札で使用中・空室が表示出来る。 ●出入り口は、鍵代わりのカラビナで開けられないように出来る。 ●更衣室としても使用が出来て、周囲を気にせず着替えが出来る。 ●何度でも繰り返し使用が可能。 |
●炊き出し用 テント
防災イベントのお楽しみとも言える、炊き出しコーナー。炊き出しには、カレーライスやおにぎりなどが無料で配られます。
調理をして配布をするために使うテントや、テーブルと椅子を並べて、飲食が出来るスペースのテントがあります。
体育館の避難所に欠かせない「災害避難用テント」
体育館で行われた「避難所運営訓練」では、避難所となる体育館に実際テントを並べて、体験出来るコーナーです。
災害時、学校の体育館などを避難所として生活する場合、個々の生活に必要となるのが「災害避難用テント」です。
災害避難用テントの良い点
●プライベート空間を保てる ●気兼ねなく足をのばせるテントで、エコノミークラス症候群を防ぐ ●ストレス軽減、プライバシー保護 ●盗難防止、防犯対策になる ●ウイルス感染予防になる ●世帯ごと均等に区画仕切りが出来る ●防寒対策にもなる |
家は被災して使えない状態。揺れが怖くて建物の中に入りたくない。
そういった理由で車内泊を選択する方もいますが、車中泊はエコノミー症候群などの心配もあり、長引くのも体によくありません。
避難所で「災害避難用テント」を使用することで、周囲から感じるストレスを軽減して、個々のプライバシーを保護する事が出来ます。
組み立てはとっても簡単です。コンパクトに収納された専用バッグから、一体化されたフレーム式テントを取り出してすぐに完成します。
サイズは、W210×D210×H185(cm)約2畳分で、大人が2人並んで足を伸ばして寝ることが出来るゆったりとしたサイズです。また、小さなお子様をお持ちのご家族にもおすすめのファミリーテントです。
天井や側面にはファスナー式の開閉口もあり通気性にすぐれ、閉塞感もありません。また、ファスナーを締めると更衣室としても使用が出来て、周囲を気にせず着替えが出来ます。
テントを使用しない時は、家庭でご用意されている「防災グッズ」と一緒にして、いつでもすぐに持ち出せるようにしておくと安心です。
防災イベントで学ぶ 災害ヘの備え
防災イベントを通じて、災害に備えて今出来ることをまとめました。
●家具の置き方の工夫
家具の転倒防止のために、家具を壁に固定する。家具が倒れたときに出入り口をふさがないようにする。
●食料、飲料の備蓄
飲料水、非常食は1人最低3日分を準備する。
●非常用持ち出しリュックの準備
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなど ※災害用避難テントも避難所で役立ちます。
●家族内での安否確認方法
「災害用伝言ダイヤル」の活用
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。
「災害伝言板」の活用
携帯電話からインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます。
●避難所や避難経路の確認
いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、自治体のホームページや国土交通省ハザードマップサイトから、
防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておくと良いです。
まとめ
災害時にはさまざまな場面で、テントが活用出来ることがわかります。
体験型の「災害イベント」では楽しく学びながら、防災を身につける良い機会です。
まだ参加されていない方は、是非体験してみてはいかがでしょうか。
災害に備えたテントは「テントショップ」がおすすめです。防災に役立つテントを取り揃えています。
※「災害避難用テント」については、こちらの記事も合わせてご覧ください。→「自主防災組織が今、本当に必要な防災資機材とは?」
創業1976年の老舗で、テントのプロフェッショナルが販売しています。
組み立て式テント、 ワンタッチテント、医療用、学校用テントなど目的に応じておすすめのテントを教えてくれます。