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イベントテントの風対策(重り ウェイト・固定方法)

イベントテントの風対策

まずはじめに

大雨・強風・突風・雪・雷などの天候不順時、または設営期間中に
それが予想される場合には危険ですので使用しないでください。
テントは仮設のものです。常設できません。

ゲリラ豪雨や突風など、運動会や屋外イベントで、突然天気が変わることがよくあります。
そんな時、テントが飛ばされない為に事前に備えることが大切です。
テントは天幕の面積が大きく風の影響を受けやすくなっているので、強風が吹くとテントは耐えられません。特にテントの天幕や側面の幕に風が当たり、力がかかってしまうことが原因で、突風が吹けばテントは吹き飛ばされることもあります。
テントが飛ばされると地面にぶつかり折れたり、天幕が破れたりすることもあります。
中でも一番怖いのが、風で飛んだテントが人に当たり怪我をしてしまうことです。
テントは屋外で手軽に使える反面、使用方法を間違えてしまうと大事故につながります。
構造上、風の影響を受けやすく飛ばされやすいので、風対策はとても重要です。
テントを安全に使用していただくために、風対策についてまとめました。

具体的な風対策

イベントテントの基本的な風対策は、柱に重りを付け固定することです。

テント専門店の推奨は、 各柱(1本)に対して20kgの重りをおすすめしています。(例 2間×3間 集会用テント柱6本に対して、各20Kgの重り)

  鉄(鋳物) 

安定しますが、重くて運ぶのが大変な欠点があります。
但し、他の重りとしての水や砂が確保出来ない場所や、ペグ(杭)が打ち込めない場所、
災害時には、プレートの重りが活躍します。重りは、20Kgと10Kgがあります。

   砂   

砂を袋に入れて重りとして使用します。設置場所で砂が確保できれば、使い終わったら砂は捨てられる手軽さがあります。

   水   

水を入れると重りになる、容器型やバッグ型をした入れ物があります。
その入れ物をイベント会場に持って行き、水は現場で調達します。イベントが終了したら、水は捨てられる手軽さがあります。

 

   ペグ(杭)   

テント設営後、ロープを張りペグ(杭)で地面に固定する方法があります。
テントの柱の小さな穴からペグ(杭)を打ち込む方法もあります。
※主にワンタッチテントで使用される事が多く、ワンタッチテント一式の付属品としてロープと杭がセットされています。

 

「パイプ組み立て式テント」におすすめの重り 
鉄(鋳物)ウェイトをテントの柱に取り付ける。
一般的に鉄製ウェイトはスリット(切れ込み)が入っており、この部分に支柱を差し込む形でテントの柱の上に乗せます。

「ワンタッチテント」におすすめの重り 
ワンタッチテント専用の加重ウェイトがあります。重りは、20Kgと10Kgがあります。

緊急時の対応

事前の風対策をしていても、突然風が強くなる場合があります。その時はなるべく速やかな対応と撤収をしてください。

風速の目安

風速5m/s 砂埃がたち落ち葉が舞う。

風速8m/s 葉のある樹木が揺れはじめる。池の水面に波頭が立つ。

風速10m/s 樹木が激しく揺れ、電線などがぴゅうぴゅうと鳴る。雨傘が壊れる。

風速15m/s 取付の悪い看板が飛ぶことがある。

風速20m/s 身体を60度くらいに傾けないと立っていられない。

風速25m/s 屋根瓦が飛ばされる。樹木が折れる。煙突が倒れる。

 

※青文字→注意して使用してください。赤文字→ご使用しないでください。

※風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍から3倍以上になる事があります。上記の風速はあくまでも目安としてお考えください。

風が強くなってきたと感じたら

①横幕を取り外す

②天幕を取り外す

③その場から逃げる

①横幕を取り外す

風が強くなってきたと感じたら、まずは横幕を取り外します。
横幕があることで、少しの風でも相当な風圧を受けることになり転倒のリスクが高まります。

②天幕を取り外す

テントの天幕を取り外します。
急な天候の悪化で撤収をする際は、重りを外して解体する必要もあります。
そのタイミングで突風が吹いた場合、浮き上がり転倒のリスクが生じて最も危険です。
天幕を先に外してしまえば、風を受ける面がほとんど無くなりますので安全に撤去作業が行えます。

③その場所から逃げる

強風が吹き始めてテントを撤収しだす、という時が最もテントが吹き飛びやすいタイミングです。
天幕をすぐ剥がせる仕様がないイベント用テントの場合は、無理をせずその場から離れるというのも、人命を守る立派な行動です。その際は周囲の出店者にも危険性を共有できるようお声掛けください。なにより人命が最優先です。

風対策を説明してきましたが、テントは風の影響を受けやすく、いかに『風対策をすることが重要』であるという事がおわかりになったかと思います。

実際に風対策をすることでテントの故障、テントが飛ばされて人に当たるなどの事故を防ぐことが出来ます。
しかし、どれだけしっかりと固定していても、天候には絶対に勝てません。「風対策をしたから大丈夫」と過信せず、天候が変わり始めたら安全を最優先した早めの撤収を。また、風で動き出したテントに近づくのは大変危険です。人命が最優先です。万が一動いてしまった場合はすぐに安全な場所に退避して下さい。

ビッグパワーテント

商業施設やアミューズメントパーク等、あらゆるイベントにも対応可能な広々としたビッグサイズのテントです。
柱を基礎で固定するため、野外に常設テントとして使用できます。このように、多少の雨風に左右されないテントもあります。

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